奇跡の野菜「しれとこビーツ」
鮮やかな赤紫色のスーパーフード「ビーツ」。その高い栄養価は知る人ぞ知る、食べる輸血とも言われる奇跡の野菜。今年、斜里町の農家「かれんファーム」と「グチヤマラボ」の共同生産で誕生したのが『しれとこビーツ』です。

ビーツとは
ビーツは「てんさい糖」の原料となる「テンサイ(甜菜)」の仲間。鮮やかな濃い赤紫色、ショ糖を多く含むためほんのり甘いのが特徴です。春まき:6〜7月の収穫・秋まき:11〜12月の収穫となります(国内産のもの)。呼び名も様々あり、テーブルビート、カエンサイ(火焔菜)などと呼ばれています。東欧を中心に、ロシア料理で有名な「ボルシチ」にも使われています。

ビーツの栄養素・効能
ビーツは栄養満点の野菜。主な栄養素は「カリウム」「食物繊維・オリゴ糖」、色素成分の「ベタシアニン」、「ビタミンB6」そして「葉酸」などなど。他にも沢山の栄養素が含まれています。言われている主な効能は、高血圧予防・むくみ予防・腸内環境を整える・便秘解消・生活習慣病の予防・血液を綺麗にする・赤血球をつくる・アンチエイジング効果など、数え切れません。その一部の働きの発見はノーベル賞を受賞したほどです。

しれとこビーツとは
北海道斜里町の農家「かれんファーム」と「グチヤマラボ」の共同生産で誕生した『しれとこビーツ』。雄大なオホーツクの大地で農薬を使わずにのびのび育ったビーツです。しっかりとした色と甘み、そして大きいのも特徴です。主に火を通して食べるのがおすすめ。サラダ、天ぷら、ボルシチ、スープ、スムージーや、お菓子作りの着色など、食べ方も色々で多様な食材。見て食べて楽しく、健康にも良い「しれとこビーツ」です。

しれとこビーツの下処理
【4等分に切り皮ごと茹でる場合】
大きめのサイズなので4等分に切って茹でると、火の通りも早くご自宅にあるお鍋でも簡単に下処理ができます。






【皮を剥きカットし茹でる場合】
最初に皮を剥き小さくカットすることで火の通りが早く、短時間で下処理することができます。



【保存方法】
使いたい時に使う分だけ。毎日のお料理やスムージーに使えて便利です。


解凍する際は、使う前日に冷蔵庫に移しゆっくりと解凍するか、煮物・スープなどに使う場合は凍ったまま沸騰したお湯に入れて使うことも可能です。
「しれとこビーツ」レシピ
下処理済みのしれとこビーツを使ったメニューの一例です。一度火が通っているので調理も簡単にできちゃいます♪

しれとこビーツのスムージー
〈材料〉(2人分)
- しれとこビーツ(カット)60g
- 冷凍ミックスベリー 60g
- ヨーグルト 150g
- 豆乳 または 牛乳 200ml
飾りに、ビーツのみじん切り・ベリー
〈作り方〉
- 材料を全てミキサーへ
- お好みの食感になるまで混ぜる
- グラスに注ぎ飾りを乗せて完成


しれとこビーツのサラダ
〈材料〉
- しれとこビーツ(カットしたもの)
- しれとこビーツ(ペースト)
- お好みの野菜
〈作り方〉
- いつものサラダに、茹でたビーツ、または生のままのビーツを乗せて完成(生のビーツは特有の香りが強いのでお好みにより)
- ビーツのペーストをかけて完成

しれとこビーツのボルシチ風
〈材料〉(2人分)
- しれとこビーツ(ペースト・カット)100g
- トマト缶 または トマトジュース 100g
- キャベツ 1/8個
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1/2本
- 牛肉切り落とし 200g
- ニンニク 1かけ
- バター 20g
- オリーブオイル 大さじ1
- 水 300mlくらい
- コンソメ 1かけ
- 塩・コショウ 少々
- パセリ 少々
〈作り方〉
- 鍋にオリーブオイルとバターをひき、ニンニク、牛肉を炒める
- そこへキャベツ、玉ねぎ、にんじんを加えてさっと炒める
- 水、トマト缶、ビーツ(ペースト・カット)を加えコンソメと塩も少々加え煮立たせる
- 煮たったら蓋をし30分ほど煮込む
- 最後に塩・コショウで味を整え、お皿に盛り付け、パセリを飾って完成
日本の煮込み料理を作る感覚で手軽に作ることができます。ぜひいつもの煮込み料理にも加えてみてくださいね♪

しれとこビーツスクランブルエッグ
〈材料〉(2人分)
- しれとこビーツ(ペースト)大さじ1
- 卵 2個
- 塩、コショウ 少々
- バター
〈作り方〉
- 卵2個とビーツのペーストを混ぜ合わせる
- フライパンにバターをひき1を加え炒める
- 塩とコショウで味付け
- お皿に盛って出来上がり

しれとこビーツのパスタ
〈材料〉
- しれとこビーツ(ペースト)適量
- パスタ
- 塩・コショウ
〈作り方〉
- 茹で上がったパスタにペーストを絡める
- お好みで塩・コショウなどで味付けて完成

しれとこビーツの天ぷら

しれとこビーツの煮物
〈材料〉(2人分)
- しれとこビーツ(冷凍カット)100gくらい
- がんもどき 4枚
- いんげん 10本
- 豚肉 150gくらい
- 水 適量
- お好みで飾りに大葉
- てんさい糖 または 三温糖 小さじ2
- 醤油 または めんつゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
〈作り方〉
- お鍋またはフライパンにいんげんが浸る位の水を入れ沸騰させる
- そこへいんげんを入れ煮えてきたら豚肉・がんもどき・冷凍ビーツを入れる
- 調味料を全て入れ弱火〜中火で15分位煮る
- 冷まして味が染み込んだら完成
〈ポイント〉
普段ご家庭で作る煮物にビーツを加えるだけの簡単料理です。ビーツの甘みがあるので砂糖は控えめでも大丈夫です。ご自宅にあるお好みの具材で作ってみてくださいね♪

しれとこビーツのレアチーズ
〈材料〉(4人分)
- 【A】
- ビーツ 60g
- クリームチーズ 100g
- 無糖ヨーグルト 150g
- てんさい糖(または砂糖)30g
- 豆乳(または牛乳)50cc
- レモン汁 小さじ1
- 【B】
- 粉ゼラチン 5g
- お湯(80度程度)大さじ4
- 【C】
- ビスケット 40g
- バター 20g
〈作り方〉
- 【C】のビスケットをビニール袋などに入れ砕き、溶かしバターを加えしっとりするまで混ぜ、容器に敷き土台を作る。
- 【B】の粉ゼラチンとお湯を別容器で混ぜ合わせゼラチンを溶かしておく。
- 【A】の材料を上から順に全てミキサーに入れ、形がなくなるまで混ぜ合わせる
- ミキサーを一度止め、そこへ【B】の溶かしたゼラチンを加えて10秒ほど混ぜ合わせる。
- 1の容器に流し込み、冷蔵庫で2時間ほど冷やして出来上がり♪
〈ポイント〉
ふんわり軽いムース食感。ほぼミキサーで完結するので特に難しいことはなく、短時間で簡単に作ることができます♪ ほんのりビーツの風味と、クリームチーズの爽やかで濃厚な味わい。砂糖の量を調節したり、お好みでベリーを加えても美味しく出来ます。

しれとこビーツとブルーベリーのマフィン
〈 材料(マフィン型4個分)〉
- ビーツ(みじん切り)40g
- 冷凍ブルーベリー 40g
- ホワイト板チョコ 20g
- 【A】
- たまご(全卵)1個
- てんさい糖(または砂糖)20g
- 塩 3g
- オリーブ油(または溶かしバター)30g
- 【B】
- 米粉(または小麦粉)120g
- 片栗粉(またはコーンスターチ)20g
- アーモンドプードル 10g
- ベーキングパウダー 4g
- 豆乳(または牛乳)100〜120cc
- バニラエッセンス お好みで、3〜4滴
〈作り方〉
- 先にオーブンを180度で予熱しておく
- 大きめのボウルに【A】の材料を全て入れ、混ぜ合わせる
- ビニール袋に【B】の粉類を全て計り入れ、よく振って混ぜ合わせる
- 【A】が入ったボウルに【B】の粉類を少しずつ加えサックリ混ぜ合わせる(振るいにかけながら入れても◎)
- 全体が馴染んだらバニラエッセンスを加え、とろみを調整しながら豆乳を少しずつ加える。ぼってりした感じになったらOK
- そこへ細かく刻んだビーツ、ブルーベリーを加え、ホワイトチョコも割り入れて混ぜ合わせる
- 6をマフィンの型に7、8分目位を目安に入れ、180度のオーブンで30分程度焼く
- 30分後、竹串などで焼き加減を確認。中まで火が通ったら少し冷まして出来上がり♪
〈ポイント〉
ビーツの色で淡いピンクのマフィンに。家にある材料も使えて、短時間で簡単に作れるレシピです。お好みで砂糖の量を調整したり、ベリーやチョコの具材を他のものに変えて作っても楽しめます♪

しれとこビーツと長天の炒めもの
〈材料(2人分)〉
- ビーツ(下処理済のいちょう切り10〜15枚位)
- 長天4枚位
- こねぎ
- 塩、コショウ
〈作り方〉
- 長天を四角形に切る
- 少量の油をひいたフライパンに長天を入れ軽く焼き目が付いたらビーツも入れる
- 色も馴染んできたら、塩、コショウで味を整えこねぎを飾って完成
〈ポイント〉
ビーツは下茹で済なので風味が飛ばないよう火を通しすぎないように注意。長天の自然な旨味と甘味で味付けはシンプルでも◎


ドライしれとこビーツのヨーグルト
〈材料(2人分)〉
- ドライしれとこビーツ(10個位)
- ヨーグルト 300g
〈ポイント〉
ビーツを干すことで、まるでフルーツのような濃厚な甘味に。色素が付着してしまうので、干すときは洗えるバットなどを使うと◎
〈作り方〉
- 下処理済で薄くカットしてあるビーツを、水分が抜けるまで干す(2〜3日ほど)
- 出来上がったドライビーツをヨーグルトに混ぜこみ冷蔵庫で一晩置く
- ビーツがふやけていたら食べごろです♪